徳島は、かつては木地生産を主に手がけていたため、塗装技術の導入は比較的歴史が浅く、従来のラッカー塗装に加えて、全国に先がけて取り入れた産地独自のポリエステル塗装技術が開花するのは昭和30年代になってからです。特に塗装の仕上げの美しさは業界トップクラスの技術とノウハウに裏づけられており、全国で高い評価を受けております。
|
|
これは徳島の家具は高級品が中心であることと、曲面を活かした優雅なデザインを特徴とすること、また、後張りや杢張りの技術に優れ組み立て後に塗装する特徴が、美しい光沢と高級感を醸し出す、厚塗りの出来るポリエステル塗装に適していたといえます。
また、乾燥が早く傷がつきにくい最新のUV塗装の導入も行われている一方で、伝統的塗装技術の上に、新たな技術を組み込んだ技術者の高度で独自な技術も精彩を放っています。
|