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「写真で見る歴史と変遷」−昭和六十年代

昭和60年には通産省が、家具等の生活関連産業が、高感度、高品質でトータルシステム的な商品を提供するハイタッチな生活文化型産業に転換し、21世紀に向けて成長産業へと発展する事を期待するとし、全ての経営資源の革新(リストラクチャリング)の必要性を示唆されるところとなり、徳島市もこうした方向を指向し産地の構造改革の一つとして、昭和63年に、第三セクターによるデザイン企画会社(株)アワードを設立し、つづいて平成2年には、産地内企業のCAD./CAM化等を促進するため、通産省のNMC構想にもとづく(株)ニューメディア徳島を設立しました。

さらに徳島県において、県工業試験場に代わる工業技術センターを、平成3年に完成、平成5年には徳島市沖州沖、41.5haを埋め立てた産業団地が完成し、木工業を含むさまざまな企業が進出しております。

90年代は豊かさの実感できる社会が指向されていますが、徳島産地はこうした社会の到来に備え、人間の全ての営みの原点となる生活空間を、より快適に、より豊かにするためのハイタッチ・インダストリーとして、また新しい生活文化提案型の産地として変容していくことを推進課題としております。

また、さらにこれらに柔軟に対処するために、これまでの組合組織を、販売を主体とする協同組合ティ・エフ・アイ(トクシマ・ファニチャー・インダストリーズ)と、生産を主体とする協同組合ティ・アイ・ピー(トクシマ・インテリア・プロダクツ)に再編し、これを車の両輪として、県木竹工業(協)連合会の活動を方向づけるとともに、産地内企業・関係機関・団体が一体となって、さまざまの諸方策に取り組んでいるところです。

   
 
     

 
 
     

 

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−徳島の木工−

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