TOPページへ

「写真で見る歴史と変遷」−平成

昭和63年からのバブル景気が平成3年に崩壊し、以後長い平成不況の時代を迎えています。

家具業界においては、平成3年に戦後最大といわれる活況を呈しますが、しかしその後は下降の一途を辿り、木製家具出荷額では、平成3年に比して平成8年には、21.6パーセントのマイナス結果という現状に直面しています。

この主たるファクターとしては、家具業界の2大マーケットでありますハウジング、ブライダルの両マーケットの伸び悩みに加え、平成5年からの急激な円高と生活者の価格志向の高まり等による輸入家具の増加が挙げられます。

また、もう一方では生活者ニーズの個性化・多様化がいっそう進むとともに、ライフスタイルにおける主義・主張が高まるなど、経営環境全般にわたって厳しい状況下にあります。

しかしながら、本市の木工業界では平成7年に徳島県が建設した産業用地マリンピア沖州に木工業を中心とした異業種集団、(協)徳島ウッドテック(23社)が進出。工場の近代化をはかるとともに、ノウハウの交換や共同事業にとりくむなど、新しい時代に対応する生産体制を目指して積極的な活動を行っております。

徳島産地としては、時代のニーズに添ったデザイン・商品開発の推進を図り、家具の総合産地をより強固なものにするとともに、新しい市場として期待できる高齢化社会向けのシルバーファニチャーの開発や障害者を意識したバリアフリーファニチャーの開発など、共生の時代に対応する家具づくりに取り組んでいるところです。

 

   
 
     
 
     

 

次は、現在の「写真で見る歴史と変遷」→

−徳島の木工−

CDのTOPページに戻る「写真で見る歴史と変遷」の目次に戻る次へ