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  徳島産地の技術 徳島産地の技術
 

徳島の特色は洋家具・銘木家具・鏡台・建具・仏壇・住設家具などの企業が集まった複合家具産地であることです。
それら各々の企業がCAD・CAMや3次元CG(コンピューターグラフィックス)等先端技術も積極的に導入し,時代に対応している一方,伝統的職人技術も継承しており,新旧一体となった徳島独自の技術を確立しています。そして,個々の企業力が結集すれば,徳島全体が様々な技術を持った一つの企業といえる独自の産地を形成しているのです。
   
■塗装    
  木製品に欠かせないのが塗装技術。
特に曲面を生かした優雅なデザインを特徴とする。徳島の家具では,従来のラッカー塗装に加え,全国に先がけて,高級感のあるポリエステル塗装や乾燥が早く傷がつきにくいUV塗装などに取り組み,その仕上げの美しさは高い評価を得ています。
なかでも,天然材の持つ木目や材質の美しさを極限まで引き出す表面塗装仕上げは,他の追随を許さない徳島の技術特徴であり,製品完成度の高さにつながっています。また,下地に徳島伝統の阿波和紙を使ったり,特殊合板に仔山羊の皮を貼り染色後,樹脂塗装を仕上げをほどこし独特の光沢と深みのある高級感を出す技術など,阿波の名工たちの洗練された技術も光ります。
 

 

■成型
 

単板成型・合板成型ともに,徳島のデザイン特徴のひとつである曲線の美しさを生かす上で欠かせない技術です。
■杢張り(モクハリ)    
  丸太をわずか0.2〜2mmにスライスしたものを杢と言います。
これを木地に張って,木を有効利用するとともに,木目の美しさを生かすのが杢張りです。
徳島では早くからこの技術の開発に取り組み,これを応用した革張り家具など高級感あふれるオリジナルな製品も生み出されています。
       
       
         
 

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